内部監査部門と監査役の関係を考えている。内部監査には国際基準があり、公認内部監査人(CIA)などの制度もある。ところが、監査役には監査役監査基準はあるが、認定制度等はない。内部監査も皆が国際基準に精通しているわけではないが、監査役はそれ以上に能力や考え方のバラツキがあるだろう。ただし、株主に対する責任が、真摯さの支えになっている。社内での立場は監査役が一段上になるが、協力関係においては対等でありたい。
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内部監査部門と監査役の協力関係
内部監査部門と監査役は協力すべきだ。内部監査と監査役監査は、対象や目的は異なるが、活動や情報が重複する部分があり、効率と効果の観点から、協力することが期待される。そのために、たとえば毎月あるいは必要都度、情報共有のための会合を開催する例がある。そのとき、内部監査部門から監査役へと同じぐらいの情報量を、監査役から内部監査部門へ提供すると、内部監査部門の監査がレベルアップし、経営層の関心に合ってくる。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、か?
兵庫県知事選の関連を取り上げる。一時、中小企業の社長が巻き込まれてマスコミの標的になった。ポスターの印刷を70万円余で請け負った広告業の経営者だ。SNSで、手柄を盛って主張したのはいただけないが、マスコミが叩かなければ気にする人は少なかっただろう。選挙活動が無償でも寄付にあたるなら、マスコミが一部の有力候補を取り上げて無償で報道するのは下心からなのか。マスコミは、公平に事実を伝えることが倫理であろう。